社会人のビジネスレター講座

手紙の書き方

【手紙の形式】



前文1、頭後手紙の最初に書く言葉「拝啓」
2、時候の挨拶その時の時候に触れる「初秋の候」
3、安否の挨拶相手の安否を訪ねる(自分側の無事を伝えてもよい)
「ますますご清栄のことと存じあげます。」
(未見の挨拶)面識の無い人に対して、その旨を述べる挨拶の部分
主文4、起辞主文に入るときに用いる言葉
5、主文ここに手紙本来の用件を書く
末文6、発展の挨拶・自愛の挨拶相手方の無事を祈る
(迷惑の陳謝、乱筆・悪文の陳謝)
7、伝言の挨拶よろしく伝えることを頼む
8、要旨のまとめ締めくくりとして念を押す
9、結後手紙の最後に書く言葉「敬具」
後付10、日付その手紙を書いた時の年月日
11、署名その手紙を書いた人の氏名
12、宛名・敬称


手紙の書き方

(頭語)行の最初から書く(一字下げにしない)。頭語の後は、一字分空けて次を書く。主文が短い場合は別行にしてもよい。

≪結語≫本文の最後の行の下に書く。そのとき下の方が一字分ぐらい空ける。本文が行末まである時は、次の行の下に書く。
  • 「拝啓」・・・最も一般的(拝呈、啓上) →「敬具」・・・最も一般的(拝具、拝白)
  • 「再啓」・・・再度出す場合(再呈、再白)→   同上
  • 「拝復」・・・返信状の場合(復啓、啓復)→   同上
    このあと「〜日付のお手紙、正に拝見いたしました」などと続ける。
  • 「謹啓」・・・丁重な場合(粛啓・恭啓) →「敬白」・・・丁寧な場合(謹具、再拝)
  • 「急啓」・・・急ぐ場合(急呈・急白)  →「早々」急いで書きました、の意味
  • 「前略」・・・時候・安否などの挨拶を省略したり、簡略するときに用いる→同上

≪時候の挨拶≫時候のあいさつ一覧

≪安否の挨拶≫時候の挨拶の後に続ける。
  • 「貴下ますますご清祥の段、慶賀の至りに存じます。」
  • 「貴社ますますご隆盛の段、お喜び申し上げます。」
  • 「その後お変わりもなくお過ごしでしょうか、お伺い申し上げます。」
 
≪未見の挨拶≫まだ会ったことのない人に手紙を書く場合に、その旨を述べる挨拶の部分。この場合時候の挨拶を省く。
  • 「まだお目にも掛かりませんのに、突然お手紙を差し上げる失礼をお許し下さい。」
  • 「まだ拝顔の栄を得ませんが、当方○○と申す22歳の青年でございます。」
  • 「ご芳名はかねて承知しておりますが、当方栄でささやかな茶舗を営む○○と申す者でございます。」
 
≪起辞≫前文が終って、本来の用件に入るときの書き出しのことば。「転語」必ず行を改めて書き始める。一般に一字下げして書きだす。
   
  • 「さて」・・・起辞として最も一般的、「さて、このたびは・早速ながら」
  • 「ところで」・・変化を付ける場合に用いる。
  • 「ついては」・・前を受けてそのまま続ける時に用いる。
  • 「承れば」・・・直接本人から聞いたのではなく、間接にある方面から知った場合に用いる。「さて、承れば・聞くところによりますと。」
 
≪発展の挨拶≫相手方の発展を祈る挨拶の部分。
  • 「末筆ながら、貴社一層のご隆盛をお祈り申し上げます。」(会社や官庁)
  • 貴社・貴省・貴庁・貴所・貴店・貴行、ご隆盛・ご清栄・ご繁栄・ご盛業
  • 「末筆ながら、貴居ますますのご発展をお祈り申し上げます。」(家庭)
 
≪自愛の挨拶≫相手の無事を祈るあいさつの部分
  • 「時節柄、ご自愛のほどお祈りいたします。」
  • 「どうぞ御身お大切に」
 
≪迷惑の陳謝≫その手紙を差し上げるために相手の受ける迷惑について詫びる
  • 「長々と勝手なことばかり書き連ね、まことにご迷惑なことと存じます。どうかあいからずおぼしめしくださるよう、お願い申し上げます。」
  • 「以上ご無理なことばかり申し上げ、いろいろご迷惑をお掛けすること、幾重にもおわび申し上げます。」
 
≪乱筆・悪文の陳謝≫その手紙の文体がぞんざいなこと、文章が下手なことをわびるあいさつの部分。
  • 「以上、乱筆にて失礼いたしました。」
  • 「生来の悪文、どうかあしからずお許し下さい」
  • 「拙筆のうえに急ぎましたので、お分かりにくいところが多いかと存じますがよろしくご判読のほど、お願い申し上げます。」
  • 「何分にも取り急ぎましたので、お分かりにくいところも多いかと存じますが、事情ご賢際のうえ、ご寛容くださるようお願い申し上げます。」
 
≪要旨のまとめ≫主文の内容について、締め括りとして念を押す部分。
  • 「右、略儀ながらごあいさつを申し上げます。」
  • 「以上、用件のみ、伏してお願い申し上げます。」

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